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2024年12月23日03時38分
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レオン捕虜SS2(1/2)

2008年10月30日01時04分
先日のこれの続き
かけた―!!!
R-18、レオン捕虜、鬼畜、其処に愛はない
勢いが大事だと信じてるので推敲添削ほぼなし。誤字あれば後でそっと修正します。

前回に比べて1.7~1.8倍ぐらいっぽいので分割うpします。
ひとまず前半部分。また昼に後半あげまーす。

本文は続きを読むでどうぞ。



今宵もまた、薄暗い牢には熱を帯びた吐息が響く。
静まり返った寒い地下では、僅かに漏れる声ですらその石壁に反響し、その音もまた良く響き渡った。
「は…ァ、ッ…ン…、…っ、ンン…ッ!」
手の中で白く弾ける瞬間、男は身を強張らせ目と口を固く閉ざした。

基本的にこの男は私に逆らわない。
憎しみに任せた暴言を投げかけても、自分でも理不尽と思える暴力を振るっても。
彼は動じず、全てを受け入れる。
その身に降りかかる全てを、己が運命であり罪と罰であるとても言うかの様に。
それが私にとっては酷く気に入らないのだが。
だが、そんな彼にとってもこの行為だけは運命と受け入れられない様だった。
己の欲に忠実な姿態を見ておけ、と幾度命じようが、このアルカディアの王は――否、王だったものは――そのプライドからか、単に羞恥からかは分からないが、目を背けようとする。
他の暴力とは違い、想定もしていなかったのであろう出来事に初めて抵抗の意を見せてくれた。
その事は実に私を悦ばせてくれる。
元よりこの男は逃げようとはしないのだが、腕を縛ることにより、反射的に私の手を振り払うこともできず、ただされるがままにある。
捕虜として捕えて暫く、初めて見たこの顔に私は確かな快感を得て以来数度、暇が出来てはこうして訪れているのであった。

「ふん…今日はやけに早かったのではないか?」
石牢の隅にある小さく固い寝具に腰を下ろし、眼前の男を見下ろす。
男はぐったりとした様子で私の胸に体を預け、肩を上下させる。
手にまとわりつく白濁、僅かに粘性を帯びた液体。それを見せつけるかのように彼の眼前に手をやった。
指先からぽたりと雫が垂れ、彼の頬を汚す。
「私が三日ばかり訪れないだけで溜まってでもいたのか?」
指を唇へと押し付け、撫でつける。
唇の上下を押し開くように宛がえば、ゆっくりと口は開かれ、おずおずとした様子で舌先が伸ばされ、私の指に纏わりつく穢れを舐めとり始めた。この数度の間に教えてやったことである。
「レオンティウス、お前はこうされる事にも慣れてきたようだな」
「……っ…」
「他人の手で容易にイかされて…フフ、本心では悦んでいるのではないか?」
「そんな、ことは…っ」
わかっている、悔しいのだろう、耐えられないのだろう?耐えきれぬ痛みを理性で抑えつけているのだろう?
わかる、わかるぞレオンティウス。
それでも私は彼の羞恥を煽るように、言葉を繰り続ける。
「どうだかな。みてみろ、」
「ッア…っ!」
不意をつくように、欲を放ちうなだれた彼のものを、軽く指先で弾けば、その口からは小さな嬌声が漏れる。
「私の手に触れられて、貴様の此処は感じている様だが?」
「ぃ、……っ、…ッ!」
「フフ…、イったばかりだと言うのにまだ足りないと言うのか?」
そのまま握りこみ、ゆっくりと擦ってやる。
そうすればいとも簡単に、再び、手の中にあるソレは質量を増し始めた。
熱を帯びた吐息が再び空間に広がり始める。
迫りくる快感を得ながらも堪えようとする、されども抑えられぬ屈辱感
その全てが伝わる、判る。
楽しい。楽しいのだ。
この男に屈辱を味あわせてやる事が、我が憎しみの矛先であるものが苦しみ喘ぐ姿が!

だが。
同じ事の繰り返しでは少しつまらないではないか。
もっと、もっとだ。この男の屈辱に歪む表情が見たい。



(続く)

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