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2024年04月20日14時42分
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久々に文とか

2008年10月25日00時26分
書いてみた。「書けばいいよ!」って言われて調子に・・w

腕鈍ってるなぁ。といっても元からないんですが。
推敲とか添削とかめんどくさい書き殴り。メモ程度に見てくれればウレシイデス。

R-18ですのでお子様はみないでね。
エレ(アメ)×レオの捕虜話。
まーありきたりなネタでごめんなさい。

読みたい方は続きを読むでどうぞー。
タイトルとか考えてない
いちおー続く予定。話としては単品だけど、設定的に。


*********


見たかったのは、恐怖と苦痛。

「気分はどうだ、レオンティウス。」
昏く冷たい牢の奥にある影に語りかける。
影はぴくりと揺れ、此方を見据えた。
「…アメ、ティストス…」
僅か震えた声が余りにも弱弱しく聞こえ、思わずクク、と喉を鳴らす。
錠を外し、牢の中へ足を入れると、身を強張らせ身構える気配が強くなる。
足を一歩、また一歩近付ける度、警戒の空気は増していく。
やがて、遠くからは暗くて見えないその端正な顔立ちが姿を現した――
―とは言っても、頬には青痣、口の端は切れて血が滲み、育ちを表すかの様な艶やかだった髪も随分傷んでしまったが。
「暇が出来たものだからな、遊びに来てやった。」
「……。」
嗤いを浮かべると、怯えとも捉えられる動揺の混じった瞳がこちらを見据えた。
その瞳を見ていると、身の内からどろどろとした感情が溢れ出す。黒く、濁った、重たいもの。
「……、あー…」
次の瞬間、眼前の男は横へと体をなぎ倒され、地に伏して小さく呻き声をあげた。
思わず衝動に身を任せ、蹴り倒してしまっただけだ。
「……。」
抵抗も無く吹き飛ぶ男に更に苛立ちが募り、追撃。
「…グ…ぅッカ、ハ…ッ!」
何の迷いも無く腹部を蹴り上げれば、男は咳き込み、込み上げたらしい胃液を吐き出す。
全く…無様な姿だ。これがかつてアルカディアの王だった者のなれの果てとは。

捕虜として捕えた日から今日まで、暇が出来ればこの石牢を訪ね、何度も何度も暴力を奮って来た。
父母、そして、妹の仇であるこの男を痛めつけることが何より楽しかったのだが、それだけではない。
あの日、この男が口にした言葉
俺がこの男の弟であり、神託により捨てられたアルカディアの王子だ、と。
それがまた癪に障った。
年齢差を考える限り―実年齢は判らないが―俺と妹が生まれた頃、この男も幼く、その運命を回避させる力が無かったことはすぐにわかった。
―生きているとは思わなかった、殺されたと聞いていた
どう弁明されようとも、この憤りは収まる所を持たず
―貴様の国のしたことに変わりはない
当たる理由が増えた、それ程度の理由へとすりかえ、また痛めつけるだけであった。
とは言え。殺す気が変って捕えた程の相手だ。衝動に身を任せれば殺しそうになる。
流石に捕虜を殺せはしない為、剣は最初からこの場に持ち込まなかった。それでも、気が済むまで散々暴力を繰り返してきたのだ。

なのに
何故だ。この男は屈しない。
そうされる事が当然だ、運命だ、とでも言うかのように、一切の抵抗をしない。
当然殴られる瞬間には身構え、体に力が入るが、避けようとしないのだ。
息を詰まらせ、咳き込み、時に血を吐いても。
叫ぶことも、涙を浮かべることもなく、ただじっと耐えていた。
それが気に食わない。気に食わない。
彼を苦しめるにはどうすればいい?

痛みに喘ぐ姿を眺めながら、当初の目的をはたと思いだす。
「あぁ、悪いな。今日はこんな事をする為に来たわけではなかったんだが。」
悪い?当然詭弁だけれど。
「暫くじっとしていろ。」
いちいち言わずとも抵抗はないのだが。
告げ、ぞんざいに足で彼を転がし、うつ伏せにさせる。
俺も身を屈め、彼の両腕を掴みあげれば、疑問の色を浮かべ、此方を振り返ろうとしてきた。
俺は手にしてきた手ぬぐいでその腕を後ろ手に縛りあげた。
「アメティストス…?」
疑問の声。
こんなことをしなくても、抵抗などしないのに、―そう言いたいのだろうな。
わかっている、わかっているさ、レオンティウス。
その貴様を屈伏させてやりたいのだ
きっとこの男は、今から何をされるのか想像もしていないのだろうな。
考えるだけで身震いしそうになる。
早くコイツの心から苦痛に歪んだ顔が見たい。
「レオンティウス」
名を呼び、後ろからその体を持ち上げた。抵抗のない身体は俺の胸へともたれかかる。
疑問の隙も与えぬ間に、彼の身を守る薄い布地を力任せに破り剥ぎとれば、その全身が冷たい空気に曝された。
ますます疑問の色が濃くなるその男の動揺をよそに、俺は迷いもなくその手を下肢へと伸ばす。
「…!何、を…っ」
「もうわかっただろう?これから何をされるのかをな。」
手を、ゆっくりとその中心へと移動させ、それへと指を這わせれば、小さく肩が揺れる。
驚き、思わず逃げ出そうとしたその体に腕をまわし引き寄せれば、いとも簡単に再びもたれかかる。
そうだ、これだ。
俺は、コイツのこんな姿が見たかったのだ。
「じっとしていろ、と先ほど伝えたはずだが?」
「…っ、アメティスト、スっ、ン…!」
手のひらで包み込むように握り、軽く上下ヘ動かしてやる。それだけで彼の口からはくぐもった声が漏れた。
肩に力が入り、必至に耐えようとしているのがわかる。
「どうだ、レオンティウス。この姿勢だと貴様自身の姿が良く見えるのではないか?」
「ッ…!!」
「目を閉じるな。」
「!?」
顔を背け、きつく目を瞑り口を閉めた彼に命令する。
命令すればコイツは逆らわない。捕虜の立場をわきまえているからか、それとも。
「よく見るがいい。貴様の此処は敵の将である男に弄られて悦んでいるようだな。」
背後からその茶色の髪をかきあげ、耳元で囁きかける。
羞恥心を煽られ、ますます俺の手の中にあるものは質量を増していく。
「それとも、実の弟に、だったか?」
「…エレ、フ…!うッ、ぁん、…ンンッ…!」
自分で口にしても腹が立つ現実だが、効果はあったようだ。
俺の名を呼び口を開いた瞬間、動きを速めれば、声が漏れる、が、すぐに口を閉じてしまう。
少しつまらない気もするが、まぁいいだろう。
先端を指の腹で捏ね繰り回し、空いた指で全体を撫で上げる。
空いたもう片方の手は腰や胸を撫でてやる。
あぁ、気がつけば、またこいつは目を閉じ、顔を背けているではないか。
だが、それで良い。
その身に振りかかる行為に拒絶を感じ、抵抗の意思を見せてくれるのならば―
それに勝る喜びなど無いだろう?

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